怪談は好きだけどホラー映像は嫌いです。

こんばんは。

つい先日、金欠なのにも関わらずラノベに5000円課金してきました。痛手です。

このラノの投票締め切りが9月23日までということで、あと2週間ほどでしょうか。

なるべくギリギリまで対象作品を読んでじっくり決めていけたらいいなと考えてます。

 

それでは、ラノベ紹介と感想いきます。

 

前回と同様に、

ネタバレ入ります。

ご理解の上、お読みください。

 

 

 

今回紹介する本ですが……

 

鉄箱(著)

『ホラー女優が天才子役に転生しました ~今度こそハリウッドを目指します!~』

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ガガガ文庫より、8月に刊行されたばかりの転生系作品になります。

表紙や挿絵のイラストが特徴的ですね。水彩なのかな?ツヤツヤしたイラストというか、良い意味で粗い感じのイラストというか…なんて言えばいいんですかね。絵に関してはほとんど知識がないので、タッチがどうとか色合いがどうとかっていう高度な感想は求めないでください。

内容についてですが、あらすじまでにします。そういう気分です。

役者の世界に入り早十七年。名演技をすることで有名なホラー女優 桐王鶫 は、ある日交通事故に遭い亡くなってしまいます。──目が覚めるとなぜかそこは病院。自分がどのような状況に置かれているのか整理した結果、どうやらここは死亡してから20年後の現実世界で、とあるお金持ち一家の令嬢 空星つぐみ(5歳)の身体に転生したことが判明します。(つぐみの両親が何をしている人なのかは作中で言及されていなかったので、とりあえずお金持ちで権力のある家系ってことで)

状況を受け入れ、前世では成し遂げられなかったハリウッド女優になるという夢をもう一度叶えることができるチャンスだと考えた彼女は、『つぐみ』として再び役者の道へ進むことを決意します。

ここまでで大体40ページ分です。流れ結構はやいなと思いました。

鶫として生きている場面も20ページ分くらいで終わりました。瞬殺されてます。

個人的にはもうちょっと出番増やして欲しかったです。

あともう一つ読んでて気になった点として、もともとのつぐみの人格はどこにいったのかが気になりました。

転生によって今は『鶫』が『つぐみ』として生きている状態ですが、転生の前は普通に『つぐみ』が『つぐみ』として生きていたはずです。

その上書きされる前のつぐみの人格はどこへいったんですかね…

ここで、三つの説を挙げたいと思います。

『鶫は実は死んでおらず、転生の際に入れ替わったのではないか』説。

『つぐみの人格が眠っている状態』説。

『読み落としがあってちゃんと理解できていない』説。

この辺は作中でもあんまり触れられていないというかボヤっとした感じで書かれていたのでよく分からなかったです。続刊で解決されるといいんですけど…。

 

 

ともあれ、『転生系の作品=異世界』の思考になっていた僕にとっては、今までにない新しい切り口での転生モノで、どんな感じで話が進むのかワクワクしながら読むことができました。

また、シーンによっていろんな登場人物の視点に切り替わるので、「この登場人物は今こういう心情なんだな」っていうのが分かって面白いと思います。

 

疲れたので今回はこの辺にして寝ます。

お付き合いいただきありがとうございました。それでは。